サーキット遊び
 みくま幼稚園の広い園庭を活用して跳び箱やはしごなどの遊具を組み合わせ、障害物競走の様なコースをつくって遊びます。運動会の主要種目です。
マラソン
 年少・年中のときから少しずつ練習し、年長になったら園の外を1km強走ります。
水泳指導
 水泳は身を助ける術として必要との考え方から、昭和40年代から地域のスイミングスクールと提携し、他園に先駆けて始めました。水に慣れ、ビート板で25mが目標です。
運動会
 みくま幼稚園の運動会はレベルが高いといわれますが、保護者に見せることに主眼を置いた運動会ではなく、子どもたちが夢中になれる運動会をしているだけ。子ども自身が「自分の体ってこんなことができるんだ。

体を動かすって気持ちいい!」と思えることがみくま幼稚園の運動会の根っこです。
兄弟学級
 みくま幼稚園での過ごし方には3つのパターンがあります。

@“私”が遊ぶために人間関係をつくる時間Aクラス単位で動く時間、B年長組と年中組の子どもが兄弟関係をつくる時間=兄弟学級です。1年間同じ相手と組み、さまざまな年中行事を一緒に過ごします。大人ならけんかになったり、表面的なつきあいになったりするところを、子どもたちは何とかやっていこうとします。みくま幼稚園の兄弟学級の歴史は長く、地域でもっとも早い昭和40年代から取り組みました。一人っ子が多い昨今、とくに貴重な体験となっています。
自由度の高い砂場やあずま屋
 みくま幼稚園の広い園庭には、小高い丘のような砂場、屋根付きの砂場など、大小いくつもの砂場があります。砂場近くには、大工さん手作りのログハウスやテーブルを置き、子どもたちがままごとやお店屋さんごっこなど、自由な遊びへと発展させられるようにしています。
複雑な遊具
夢のある大型遊具「パイプランド」や、木の感触が体験できるデンマーク製の遊具「プレイハウス」など、みくま幼稚園の遊具は複雑でビッグスケール。安全と危険の両方を教えられることが特徴です。ルールを守らないとけがをする、友だちに迷惑をかけないなど、集団の中の決まりを教える〈徳育〉の役割も果たします。
お買い物ごっこ
みくま幼稚園で11月中旬に行う園内行事。学年の垣根をはずしてグループを組み、自分たちで手作りした商品のお店を出します。トイレットペーパーを固めて作ったドーナツ、毛糸を巻いて作ったアイスクリームなど、見栄えはよくないけれども、本物の特徴をよくとらえたユニークな商品が並びます。社会や生活を実体験する行事のひとつです。
カレーパーティー
みくま幼稚園では、年中組で園庭の一角にじゃがいもの種を植え、自分たちで水や肥料をやりながら育てます。年長組で大きく育ったじゃがいもを収穫し、カレーライスを作ってみんなで食べる行事です。
みくま文庫
みくま幼稚園が開園10周年記念として創設した図書室。本好きな副園長や代々のお母さん方がこだわって集めた絵本は約2000冊にも及びます。絶版になった絵本や、大人が読んでも面白い良書が揃っており、専門家からも定評をいただいている施設です。「絵本のある子育て」を応援し、家庭でも読み聞かせてもらうため貸し出しも行っています。
絵本サロン
みくま幼稚園で学期に1回、家庭と子どもと絵本を結ぶ目的で開いているもの。子どもにどんな絵本を選んでいいかわからないというお母さん方のために、おすすめの絵本を紹介しています。絵本はまず大人が読んで感動し、子どもに読み聞かせるもの。いい絵本には人生の本質が描かれています。
絵本のプレゼント
みくま幼稚園では、毎月の誕生会で誕生日を迎えた園児全員に好きな絵本を1冊プレゼントしています。園長が一人ひとりの名前を手書きしたカード付き。子どもたちは3年間で3冊の絵本を手にします。当園でもう40年近くも続いているもの。卒園生の家庭で子どもや孫へと読み継がれている例もあります。
集団の中で自主性をはぐくむ教育方針
子どもは群れて遊ぶ。子どもは子どもたちの中で育ちあい、学びあって成長する――。幼児教育の祖・フレーベルの言葉です。みくま幼稚園では、子どもが集団で遊ぶ体験の中から善悪のルールを知り、よい仲間意識を育て、人として自立していく基礎を育てることを大切に見守ります。兄弟学級の関わりでの保育や行事も大切なものと考えています。